実際に支援を受けた
親御さんの感想

高校1年生 男子

まず息子の気質についてですが、「ゲーム大好き、勉強大嫌い、内向的」といった感じです。

中学時代の成績は下の方、陸上部では県大会、友達は少なく学校ではあまり目立たないタイプでした。高校受験は普通レベルの公立高校で、合格してすぐに約束していたスマホとPCを買い与えました。するとそれまで制限していた電子機器が自由になったことで一気に依存していきました。

4月は普通に通いましたがGW明けからポツリポツリと休むようになりました。私は怠けだと思って叱りました。ある日、行き渋る息子を無理矢理車に乗せて学校の近くで降ろそうとしました。「ほら、行け!」とドアを開けた時、息子が後部座席でうずくまりました。「ドア閉めて・・・」それを見て、これはただごとではないと事の重大さに気付きました。

その日から息子は完全不登校になりました。私は毎日ネットで不登校について調べ、息子には何も言わずそっとしておきました。妻は毎日嘆きながら、息子が命を絶ってしまうのではないかと心配していました。息子は何もしゃべらなくなり、食事は1日1食、風呂は1週間に1回、昼夜逆転でスマホとゲーム、髪の毛は伸び放題で目はうつろ。そんな息子を見る毎日は地獄でした。

一度だけ息子に学校へ行かなくなった理由を聞いたことがあります。息子が語った理由は「友達がいない、勉強がきらい、陸上部に入ったけど全員自分より走るのが速い、遅刻してみんなに笑われた」ということでした。息子を待つ一方で、高校は3ヶ月ほど休むと留年が決まってしまうため親は焦ります。褒めまくるという手法を試したり、親が変わるためのDVDを買って勉強したり、カウンセラーに相談したり、全寮制高校の説明会に行ったり、あらゆる方法を試しましたが息子に変化はなく時間が過ぎていくばかりでした。

いよいよ留年が決まる1週間前、ネットで知り合ったお母さんより家庭教育推進協会を紹介されました。 支援開始後まもなく息子の留年が決定して我が家はどん底でしたが、まだ転入という道が残っていました。1週間に1回のペースで息子に少しずつ話をしていき、息子の口から「高校は卒業したい」という言葉を引き出しました。そして留年から1ヶ月後には地元の通信制高校に転入することができました。

これで少しは元気になるかな?と淡い期待をしましたが、そこからがしんどい見守りの日々の始まりでした。転入後も息子は通学せずスマホ・オンラインゲーム生活が続き、ある日私は見守るストレスが限界に達してしまい、家のWifiを取り上げようとしました。すると坂下先生に強く咎められました。「お父さんが彼を理解しようとしないままでは、彼も親を受け入れません。Wifiを切ったら諦めて学校へ行きますか?行ったとしてもそれは誰のためですか?」結局私は息子をコントロールしようとしていたのだと気付きました。自分では見守っていたつもりが、見張っていただけだったようです。

それからも毎日のように息子の様子を報告しアドバイスをいただきました。普段は学校側とも連携しながら見守り、ここぞという時は父性対応の家族会議。妻も母性対応をがんばってくれました。息子は1→2→3年と落ちそうで落ちない綱渡りのような進級をしていきました。3年生になると学校の単位のことも自己管理できるようになり、無事認定をもらい専門学校へ進学しました。

家庭教育は親としての私を成長させてくれました。息子だけでなく娘に対しても見守っていけそうです。本当にありがとうございました。


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