実際に支援を受けた
親御さんの感想
小学6年生 女子
娘は、小6の秋から五月雨登校になりました。その後、あっという間に不登校になり、卒業式にも出ることなく小学校を卒業しました。家庭教育推進協会の坂下先生に電話やメールでご指導いただきながら復学を目指すことになりました。
中学の入学式当日は、不安と期待が入り混じる、なんとも重苦しい気持ちのなかで迎えましたが、坂下先生が、親の取るべき行動や心構えを具体的にメールで指示してくださっていたので、落ち着いて行動することができました。そして、ご支援のもと、娘は無事、入学式から復学を果たすことができました。
問題が発生するたびに、わたしは、娘を勇気付けて背中を押したり、あるいは「見学してもいいんだよ」「先生に聞こうか?」「手伝おうか?」等のことば掛けをして目の前の問題を解決したくなりました。ですが、坂下先生からは、子どもの不安な気持ちに「共感」しつつも「子どもを信じて見守る」対応を教えていただきました。親が手出し口出しを控え、「信じて見守る」ことで、子どもは自分の頭で考えて行動するようになり、その結果、成長する。そう頭で理解しても、実際に見守る対応をするのは、とても苦しく不安で難しいことでした。耐え切れずに手出し口出しをして失敗することもたくさんありました。でも、失敗したら、次こそは見守る対応をしよう、と決意しました。そのような対応の積み重ねで、娘は、この1年間、葛藤しながらも全ての学校行事や課題を乗り越え、その体験のぶんだけ強く大きく成長することができました。
毎日が親の対応を迷うことの連続でした。その度に、坂下先生にご相談し、適切な対応を的確に教えていただきました。また、子どもが家庭内で大荒れしたときには、休みの日でもすぐにメールで対応していただき、坂下先生の存在はとても心強くありがたいものでした。
我がまま気ままで、ストレスに弱く、自尊心が低い一方で、融通の利かない完璧主義だった娘が、この1年間で徐々に変わってきたのも確かです。ゼロか100かの完璧主義だった娘が、完璧にできなくても、「まあいいか」「なんとかなる」と考えられるようになってきました。以前は蚊の鳴くような声でしたが、お店や病院で受け答えする声が、30倍大きくシッカリしました。探し物を親に頼らず自分で見つける(あるいは見つからなくても諦める)ようになりました。授業内に仕上げられなそうな課題があるときは、自主的に家に持ち帰って作業を進めるなど、先の見通しを立てて計画的に取り組めるようになってきました。以前は勉強やその他の作業でも、ちょっと間違ったりわからなかったりするだけで、イライラして破いたりわたしを叩いたりしていましたが、そのようなこともずいぶん減り、家庭教育の大切さを実感しました。
この文章が、今はまだ、深い悩みや苦しみの最中にいらっしゃるどなたかのお役に少しでも立つことができれば幸いです。
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