問題所有の原則とはどのような考え方ですか?
簡単にご説明すると、親の問題と子の問題を分けて考えるという考え方です。家庭内で本来子どもが所有すべき問題に対して親が干渉してしまうと、子は問題所有ができずに責任転嫁をしたり、経験を自分自身にフィードバックすることがなく自立心の育成に支障がでるケースがあります。子の年相応の自立を目指すためには、「その問題は親の問題なのか子の問題なのか」を客観的に親が判断をして行くことが求められます。過干渉傾向のご家庭では多くの親が子どもの問題を自身の問題と取り違えて所有してしまっているケースが多く見受けられます。