親子で学ぶ不登校・引きこもりのソーシャルスキルトレーニング(SST)活用法!
皆さんこんにちは、不登校に悩む親御さんのカウンセリングや、不登校に役立つ情報を発信している家庭教育推進協会です。
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ソーシャルスキルトレーニング(SST)という言葉を聞いた事がありますか?
ソーシャルスキルとは、他人と上手に関わるための技術や方法のこと。
学校や社会の中で円滑な対人関係を築く基礎になるものです。そしてソーシャルスキルを伸ばす方法をソーシャルスキルトレーニング(SST)といいます。
ソーシャルスキルが育っておらず、困り事を抱えた子ども達は、学校や社会の中で上手く他人と関わる事が出来ずに、不登校や引きこもりという他人と関わらない回避行動を取るようになります。
ひとたび学校への復学や社会への再出発をしようとしてもソーシャルスキルがない状態では同じ事が繰り返される可能性が出てきます。
「こんな時はどういう行動したらいいか?」を子ども自身が理解することで、他人との付き合い方が円滑になり、困り事が減るのではないでしょうか。
そんな悩みを抱える親子のために、今回は家庭でできるSST、SSTに取り組んでいる機関などを紹介します。
家庭でできるSSTでは、お手本を見せてそれを真似するという「モデリング(模倣学習)」や、実際に役割を決めて演じてみるという「ロールプレイ」といった方法があります。
「モデリング」とはその名の通り、親が生活やコミニュケーションのお手本となり、どんな場面でどう行動したら良いかを親が実演して見せる事で子どもに学習させる方法です。
「ロールプレイ」は訪問カウンセリングや家庭教育相談士の研修などでも取り入れている実践スキルトレーニングです。
モデリングの「親の背中を見せて学習させる」というものではなく、実際に相手の役になって考えたり、行動させるものです。
例えば、子どもに対して「相手の立場になったらどう思うかな?」「どう行動したら喜ぶかな?」と一緒に考える事で子どもの気持ちが見えたり、正しい行動へのアドバイスができます。
家庭内で困り事を解決できるのが理想ですが、子どもは学年が上がるにつれ反抗期や思春期と言われる多感な時期になり、親に「他人とうまく関われない」と素直に言うことが難しくなってしまいます。
家庭内での対応が難しい場合、子どもとの適度な距離でコミニュケーションを取ってくれる訪問カウンセリング派遣や、SSTを取り入れてサポートしてくれる支援があります。
● 放課後等デイサービス
子どもの特性について専門家が解説してくれたり、特性にあわせて「療育」をしてくれます。子どもとの関わり方についても保護者が一緒に学ぶ事ができます。
●精神科のデイケア
精神障がいのある方が安定した日常生活や社会復帰を目的とした通所型リハビリテーション。
精神科デイケアでは、精神疾患の再発防止や生活リズム改善、対人関係スキル向上などを目的に、人との交流や各種プログラムへの参加など通じて、SSTを行っています。
●若者サポートステーション
働くことに悩みを抱えている15歳~49歳までの方に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、SSTやコミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っています。
●就労・生活支援センター
イメージしやすいのはハローワークです。
働く場所や働くことの知識、及び能力の向上のために必要な支援を行います。
就業面と生活面の一体的な相談・支援を行う支援機関で、SSTも行ってくれます。
●就労移行支援事業所、就労継続支援A型・B型事業所
障がいがある方や通常の事業所に雇用されることが困難な障がいのある方に、就労の機会を提供するとともに、仕事やその他の活動を通じて、その知識および能力の向上のサポートをしてくれます。
●自立訓練事業所
入所施設や病院を退所・退院した障がいのある方、特別支援学校を卒業された方を対象とし、自立した生活の実現に向けて生活能力の維持・向上のトレーニング、SSTなどを行います。
●地域活動支援センター
世間とかかわりが困難とされた方、日中の活動をサポートする機関でソーシャルスキルトレーニングを行っています。
不登校や引きこもりの背景からも、SSTによるソーシャルスキルへのアプローチだけでは、この問題の解決には不十分であることは事実です。
また、子どもがなぜこのような問題に陥ったかという要因は個々に異なるため、不登校やひきこもりの状態のみに焦点を当て支援を計画することは、不適切な対応になる危険すらあります。
家庭教育推進協会の支援でも、「なぜ、家庭内の細かな様子が必要なんですか?」と聞かれる事がありますが、それは、個々の問題や特性に応じたプログラムを多面的・包括的に計画する必要があるからです。
不登校や引きこもりの子が抱える「他人と上手く関われない」という悩みの背景には、発達特性等を有する事が多くあり、「なぜ、上手く関われないのか?」「なぜ、あんな行動をとってしまうのか?」と、当事者の本人だけでなく、家族が悩みを抱えるケースが少なくありません。
ASD(自閉症スペクトラム)ADHD(注意欠如・多動症)などは生まれつき持っている脳の特性であり、治るものではありませんが、その特性が原因だからと子どもの成長を諦めてしまうのではなく、理解して付き合っていく事が大切です。
特性は治りませんが、行動は修正することができます。
SSTを学ぶ事は、家族の理解、学校や職場の環境をどのように整えればいいかというきっかけになるのではないでしょうか。
家庭教育推進協会では不登校専門のカウンセラーが親子の関わり方、具体的なアドバイスを教えます。
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