家庭教育は親の考え方から


みなさん、こんにちは。

家庭教育推進協会理事の佐藤です。

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さて、今回は子育て・家庭教育において持っておいたほうがいい考え方についてお話していこうと思います。

それは子どもとのコミュニケーションにおいて「命令・指示・提案を極力避ける」ということです。

 

親御さんの中には「命令や指示、提案をせずにしつけはできない」というお考えの方もいることでしょう。

 

確かにそのような場面も必要な時はあります。

しかし、多くの親御さんが、すでに子どもは理解しているのにという場面においても、口うるさく言っているケースが多いのです。

その結果として家庭力がダウンし、子どもの自立心の欠如、社会性の欠如、そして不登校という流れになってしまいかねません。

 

命令・指示・提案の多い家庭で育った子によくみられる傾向としては

・無口である

・口うるさすぎる

・素直に人の話を聞かない

・自立心がなく親への依頼心が強い

・自分の意見がなく周囲の考え方に流されやすい

・作文や図工など考えて作ることが極端に苦手

 

というようなことが挙げられます。

どれも、親としては陥ってほしくない傾向ですよね。

無口になる子は親からの圧力に常に屈服してしまうタイプ。

口うるさすぎる子は親の圧力に同化してしまおうとするタイプ。

素直に人の話を聞かない子は親の圧力に対して抵抗しようとするタイプ。

など、命令・指示。提案が家庭で多くなることによって、子どもは親からの圧力を感じてしまいます。

また、命令・指示・提案が多くなることで子ども自身が自分で考えるということが苦手になってしまいます。

そうなることで、自立心がなかったり、自分の意見がなかったり、考えて作ることが苦手になってしまうと考えられます。

 

こういった命令・指示・提案が多い家庭の親御さんの傾向としては子どもの行動をコントロールしようという気持ちが強く、親の考えを押し付けがちです。

そうなると、子どもが思い通りに動かないことで親がイライラしてしまい、家庭の雰囲気が悪くなってしまいます。それが繰り返されることで親が「うつ」傾向になってしまうケースも少なくありません。親の精神衛生にためにも子をコントロールしようという気持ちは抑えたほうがいいでしょう。

 

とはいえ、幼児期には「~してはいけません」ということは教えてあげる必要があります。

 

ここで言いたいことは、子どもにすでに教えてきていることを何度も何度も命令したり指示したりすることで教えるのではなく、しっかり子どもに考えさせる機会を作ってあげること。

命令ばかりではその親の命令の内容を理解するというよりは「親ってうるさいな」ということしか子どもは理解しないということ。

この2点になります。

 

こういった考え方をもって子に接してあげると、子どもは案外考えてくれると思いますよ。

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