習い事〜ケーススタディ③〜
習い事〜ケーススタディ③~
こんにちは。代表理事の上野です。
ケーススタディシリーズの最後は、子どもが習い事を楽しいと思って続けていたと思ったが、実はしんどかったというケースについてお伝えしていきます。
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この子は6年生ですが、5年生の時に不登校になり、今年の9月1日から再登校の予定でした。
無事に再登校できて今は登校できた喜びを実感し、前向きに頑張っています。詳しくはエンカレッジのHP及びエンカレッジのツイッターをご覧ください。
その子はとても気を遣う子で友達関係の板挟みで苦しんでお休みすることになってしまったのですが、両親で家族療法を実践し、過干渉を控え、子どもの意見を傾聴し共感することを意識するようになると子どもが自分の意見をいいことも悪いことも吐き出すようになったのです。
自分の意見を親や担任の先生に伝えられるようになったことで気持ちも楽になったようです。
登校予定日の少し前でした。
その子が親戚に自分の趣味の話や将来のこと、中学や高校の話などをしたそうですが、その中で
「昔は習い事をいっぱいしたけど本当はしんどかった」
というのを話していたそうです。
親戚からお母さんがその話を聞いて、好きでやっていたと思っていたピアノや英会話は実はしんどかったというのを聞いてちょっとショックでしたと話していました。
上達すると親が喜ぶので、親を喜ばせるために続けていたんでしょうかと相談がありました。
習い事は、普段から楽しいというよりは、ピアノの練習や英会話の勉強などは面倒なことの方が多いと思います。それでも発表会で上手に弾けたり、外人さんと話せるようになったり、将来海外に行きたいなどの目標があるからこそ、続けられるのだと思います。
もちろん、親に認めてもらって褒めてもらいたいというのもあると思います。
ただ、その楽しさよりもしんどいが勝っているなら無理に続けなくていいと思います。
私も自分の4年生の息子と5歳の娘が共にピアノと公文をやっています。
子どもには自分のためと思うより辛いと思うほうが勝っているなら辞めたらいいよと伝えています。
息子は半分嫌々行っていた公文を辞めようかなと言っていたので、「別に辞めたらいいよ。でも家で勉強しないけど公文ならまだ勉強しやすいだろ。
それもしなくて勉強ができなくなっていっても知らんよ」と伝えるとどうしようかな~と悩みつつ、もう少しやってみると。
「辞めたくなったらいつでも言っていいよ」と伝えるとわかったと言っていました。
そのうち辞めるかもしれませんが、それはそれでいいと私は思っています。
嫌々やっても身に付きませんし、クライエントさんにも次に習い事をしたときには、やりたいと思うより合わなかったり辛すぎると思うようなら、親を喜ばせいとしんどいと思いながらも続けたり、辞めると言ったら悲しませるからと言い出せずに我慢して続けるのではなく、辞めやすい環境を家庭で作ってあげるといいですねとアドバイスしました。
嫌だったことをそのように親戚にも話せるようになったんだから成長ですよ。今度は辞めたいときには親にも気を遣わず辞めたいと言ってくれると思いますよと伝えると親御さんもそうですね。成長したんですねと安心していました。
習い事に関しては、皆がやっていたら親も自分の子もさせないとと焦ってしまうものですし、子どもも自分だけ何もしていないとバカにされる事を不安に感じるかもしれません。
親の期待やプレッシャーなどいろいろ難しい部分もたくさんあると思いますが、基本的には習い事は「習いたいこと」をやる。
「楽しいと思えること」をやるのが1番です。
皆さんのお子さんも千本ノックを見て自分も受けたいと思うくらいの習い事に出会えといいですね。
ケーススタディシリーズとして、リアルな相談をいろいろまとめて紹介してみましたがいかがだったでしょうか。
また機会があればまたケーススタディシリーズとしてまたリアルな相談を紹介していきたいと思います。