不登校から復学した親御さんの声~会報誌PULSYEEL「つみかさね」記事より~


皆さんこんにちは、不登校に悩む親御さんのカウンセリングや、不登校に役立つ情報を発信している家庭教育推進協会です。

4月から不登校傾向だったお子さんがこのGWの休みをきっかけに、欠席して困っているという相談を多くいただきます。

ブログを見ている方は子育てや不登校の対応に悩んでおられる方ばかりでしょう。

 

お子さんが不登校行き渋りになった場合どうしたら良いのか?家庭でできる対応【家庭教育】という考え方があります。

 

家庭教育は、文部科学省が推奨する子供たちの未来をはぐくむ家庭教育でもあるように、すべての教育の出発点です。

 

家族のふれ合いを通して、子供が、基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思いやり、基本的倫理観、自尊心や自立心、社会的なマナーなどを身につけていく上で重要な役割を果たしています。

 

今回は、家庭教育を学び不登校解決した小学生のケースをご紹介します。

この記事は賛助会員の方へ発行している家庭教育推進協会の会報誌「PLUSYELL25号」にも記載されました。

 

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『つみかさね』記事提供SZKさん

 

2020年、コロナ休校の真っただ中に小学校に入学した長男。

 

入学式もままならないまま、6月に小学校が始まりました。分散登校などを経て通常登校になり、夏休み直前の最後の一週間の始まりの朝、「学校行きたくない」と泣き出してしまいました。

 

それまで、日曜日の夜になると「学校が心配」といつも言っていましたが、登校してしまえば元気に帰ってきていました。

 

とはいえ幼稚園の頃から甘えん坊で、登園時の別れ際もいつもグズグズしていたので、「学校行きたくない」と言われたときは、やはりそうなったか・・・という気持ちがありました。

 

そして、このままではまずい、と、インターネットで情報を必死で探し、復学支援機関エンカレッジさんのホームページにたどり着きました。

 

過保護・過干渉など今までの子育てで思い当たることばかりで、すぐにU先生の本を購入しました。

 

本を読み進めていき、良かれと思っていたことが実は長男の成長を妨げていたことにショックを受けましたが、家族療法家庭教育の考え方に共感し、これしかないと、U先生にご相談し、家庭教育推進協会のA先生をご紹介していただきました。

 

不安でたまらなかった私にとって、支援開始までの迅速な対応が本当にありがたかったことを覚えています。

 

なんとか2学期から普通に登校できるようになれば、と、夏休み中に家庭内対応の見直しをスタート、毎日メールで会話ノートをA先生に見ていただく日々が始まりました。

 

我が家は夫婦ともに先回り過保護・過干渉だったため、母性対応、父性対応、役割分担を特に意識しました。

 

長男に対するかかわり方を変え始めた当初は、長男も戸惑い荒れていましたが、数日間で目に見えるほどの変化があったため、やはり間違いないと、死に物狂いで頑張ろうと決意を新たにしました。

 

子どもと接する時間が長い母親の比重が多くなることは当たり前なのですが、私ばかりが頑張って夫との熱量の差にイライラしたこともありましたが、A先生が親身に根気強く私のグチを聞いてくださり、また、その的確なアドバイスに何度も救われました。

 

そして2学期がスタートしましたが、初日は「学校行きたくない」と泣き出し、ついに休むことになってしまいました。

 

家族会議を行ったり、それなりに頑張ってきたつもりだったのでショックでした。2日目は遅れてなんとか登校することができましたが、そこから母子登校がスタートしました。

 

毎朝「今日は〇時間目から行く」という会話をして、その時間に学校に送って行き、3学年下の次男もいたため、毎日毎日大変でしたが、A先生と相談しながら節目節目で家族会議を開き、少しずつ登校時間を早めていくことができました。

 

そして3ヶ月経った11月下旬、ついに自力で登校できるようになりました。

 

 

その日の朝、ドキドキしながら無事に登校を見届けた時は夫と2人、感無量でした。

 

そこからは、大なり小なりいろいろなことがたくさんありましたが、毎日のメール相談と、ここぞという時の電話相談によって、私も夫も長男も徐々に成長していくことができました。

 

無事2年生に進級し「学校行きたくない」の言葉はだんだん少なくなってきて、夏休みも問題なく過ごし、1年3ヶ月経った2021年10月に支援を卒業することにしました。

 

登校渋りから家庭内対応のみで登校できる状態にまで戻ることができたのは、初期段階で本当に運よく家庭教育推進協会に巡り合えたこと、夏休みがあったことで腰を据えて取り組むことができたということ、担任の先生が丁寧に対応してくださったこと、様々なことが重なったと思います。

 

先日、支援を卒業してから4ヶ月ぶりにA先生と電話相談で話しました。

母子登校をしていた頃のことを笑って振り返ることができましたが、当時はこの先どうなるんだろうと目の前が真っ暗だったことも合わせて思い出しました。

今でも週明けの朝は、(また行き渋ったらどうしよう)と不安になる時もありますが、その時はその時、と考えられる親の強さも身についた気がします。

U先生の本の

「子どもが不登校というかたちでSOSを出しているということは、家族の在り方に問題があるということを知らせてくれている」

「不登校は家族としてよりよい方向へ向かうための大切なファクターだった」

という言葉がとても心に残っていて、まだまだ不安定なところはたくさんありますが、長男がSOSを発してくれたことに私達家族に必要なことだったと心底感じています。

 

これからは情報発信をしたり家庭教育相談士の資格を取ることで自分の経験を「恩送り」という形で活かしていくつもりです。

 

U先生、A先生はじめ家庭教育推進協会スタッフの皆様に感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

このように、家庭教育をきっかけに復学できたケースはたくさんあります。今子育てや不登校で悩んでいる方は「家庭教育」という考え方や家庭内対応を見直してみてはいかがでしょうか?

 

5月15日に家庭教育推進協会主催のお話会&懇親会がオンラインで開催されます。

より多くの方に参加していただけるよう、お話会は参加費無料で開催しています!

家庭教育に興味がある方は是非この機会にご参加ください。申込みは明日までです。

 

お話会 5月15(日)14時00分〜14時40分

懇親会5月15(日)15時00分〜16時30分

 

詳細、申込みはこちら 

クリック

 

 

 

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