保存版!【不登校・登校拒否】子どもの心理やタイプとは!?


皆さんこんにちは、不登校に悩む親御さんのカウンセリングや、不登校に役立つ情報を発信している家庭教育推進協会です。

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不登校のタイプは様々ですが、文部科学省が提示している「不登校の定義とタイプ分け」というものがあります。今回はその7つのタイプをご紹介しながら子どもの不登校・登校拒否について知ってもらいたいと思います。

 

【不登校7つのタイプ】

 

引用元:「不登校の定義とタイプ分け」文部科学省

 

タイプ①学校生活上の影響

タイプ②あそび・非行

タイプ③無気力

タイプ④不安など情緒的混乱

タイプ⑤意図的な拒否

タイプ⑥複合

タイプ⑦その他

 

 

タイプ①学校生活上の影響

嫌がらせをする子どもの存在や、教職員との人間関係等、

明らかにそれと理解できる学校生活上の影響から登校しない(できない)

このタイプはクラスメイトからのいじめ、部活動など先輩からの嫌がらせなど学校上で起きる人間関係の問題と、課題やテストなどの学業不振(勉強の遅れ)なども考えられます。

最近では自閉症スペクトラム(発達特性)を抱えるお子さんが増え、我が子が適応できないケースだけでなく特性を抱えるクラスメイトが影響し学級崩壊しているという話も聞きます。

HSC(非常に敏感な子)の子ども達も安心して勉強できる学級運営は教師だけでなく、親と学校の連携が必要です。

 

タイプ②あそび・非行

遊ぶためや非行グループに入ったりして登校しない

一昔前は髪の毛を染め、制服を改造した不良と呼ばれる子どもたちがいましたが、それがこのタイプですね。

「夜の校舎窓ガラス壊して回った~♪」という歌が流行った時代の不登校と聞くとイメージが付きやすいかな。現在は放課後に登校すると出席扱いになることもありますが、この時期は夜に校舎へ行っても放課後登校で出席にはなりませんね(笑)

不良と呼ばれる子どもたちの背景には虐待などの家庭環境に問題があるケースもあり、一概にサボりとは言い切れない現状があります。

 

タイプ③無気力

無気力でなんとなく登校しない。登校しないことへの罪悪感が少なく、迎えに行ったり強く催促したりすると登校するが、長続きしない。

具体的な欠席理由がなく、漠然とした無力感。このタイプの子は質問しても「わからない」と答えることが多いような気がします。

登校する意思も、欠席した後悔もなく「行きたい」というより「行けたらいいなぁ」というイメージだけで努力しょうという気にはなりません。時間だけが過ぎてしまい長期不登校になりやすいのも特徴です。

スモールステップで成功体験を増やし、「このままでいっか」と思わせない環境作り、登校のきっかけを作ってあげることが大切です。

 

タイプ④不安など情緒的混乱

登校の意思はあるが身体の不調を訴え登校できない、漠然とした不安を訴え登校しない等、不安を中心とした情緒的な混乱によって登校しない(できない)

学校へ行けない時に「怖い」と訴える子は多く、母子依存や甘えなどが原因で家庭以外の場所に不安を感じてしまいます。

文部科学省によればこのタイプは細かく4つに分類されています。

 

(1)分離不安によるもの

親と離れることに対して不安を感じることを分離不安といいます。分離不安が強いと「お母さんが一緒なら学校へ行く」と子どもに言われ、そこから長い長い母子登校が始まるケースも少なくありません。母子登校は母親と離れることへの不安がありますが、背景には親からの指示・命令が多く自分に自信がないなどの経験不足も考えられます。少しずつ依存を離し自立を促していきたいですね。

 

(2)息切れによるもの

部活や習い事などのハードスケジュールにより、ある日突然何もできなくなってしまい学校も欠席、殻に閉じこもってしまいます。習い事などは時間や回数を減らすなどの見直しや、きっぱり辞めてしまう事も時には必要です。子ども自身のできる範囲を自覚させましょう。

 

(3)甘やかされによるもの

過保護により家庭ではワガママになり、失敗体験成功体験が欠如しているから外では不安。内弁慶になる。家庭教育で年齢相応の自立を育てることで色々な経験をさせましょう。失敗も成功も人生の糧になると見守ってあげる親の姿勢が求められます。

 

(4)生活基盤の不安定によるもの

両親の離婚、再婚、引っ越しなどで生活環境や家庭内の状況がきっかけで不登校になってしまうケースです。夫婦の不仲などは子どもの不登校がきっかけでなる事もありますが、教育方針は違っても「子どもが元気で幸せになってほしい」と願う親の気持ちは一致してるはずです。子どもが安心できる家庭環境整えましょう。

 

タイプ⑤意図的な拒否

学校に行く意義を認めず、自分の好きな方向を選んで登校しない

学校に行かなくていいと発言して話題になったYouTuberゆたぼんがこのタイプでしょう。

受験期になると「学校に行く意味がない」と塾の課題を学校でやったり、学校へ行かず家庭学習する子が増えます。不登校問題は賛否ありますが、家庭内で教えることはできても経験する場所の提供には限界があります。

家庭教育推進協会では、学校に行くことでしか学べないものがあり、学校での経験は社会人基礎力につながると考えます。いろいろな選択肢がある時代だからこそ親子で話し合い答えを見つけてください。

 

タイプ⑥複合

不登校状態が継続している理由が複合していて、いずれが主であるかを決めがたい。

体調不良、いじめ、発達特性、家庭環境など様々な要素が複合して不登校になっているケースです。不登校のきっかけが解消されても動けない、新しく不安に感じることが増えたりと、子どもも何が原因なのかわからないので親も対応に困ってしまいます。

不登校の専門家と相談しながら総合的に判断していきましょう。

 

タイプ⑦その他

上記6つが当てはまるとは限りません。「我が子がどうしたいのかわからない」と相談に来られる方がほとんどです。子どもが困った時に親として支えてあげられるように家庭教育【子どもとの関わり方】を見つめ直すことから始めてみましょう。

 

 

家庭教育推進協会では不登校支援だけではなく、子育ての悩みを解決するヒントになる【家庭教育セミナー】や、子どもの不登校を経験した親御さんが集まる【懇親会】家庭教育相談士による【お話会】を開催しています。

 

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