不登校復学記事PLUS・YEEL22号よりつみかさね
皆さんこんにちは。
不登校に悩む親御さんのカウンセリングや、不登校に役立つ情報を発信している家庭教育推進協会です。
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家庭教育推進協会では賛助会員サービスとして、年に2回不登校や家庭教育に関する会報誌をお届けしています。
復学支援機関のエンカレッジさん、ファーストホームエデュケーションさん、ペアレンツキャンプさん、そして当協会のカウンセラーがそれぞれのテーマで不登校の現状や家庭教育に役立つ情報記事を書いています。
その会報誌PLUS・YEELより、家庭教育を学び復学した親御さんの記事「つみかさね」をご紹介します。
当時小学5年生 Sさん
息子が小学校5年生の夏休み明けに体調を崩し学校を休み始めました。
中学受験の塾にも行けなくなりました。
小児科、眼科、整形外科と毎日息子の訴える症状に応じて病院で診察を受けましたが、どこにも異常はありませんでした。
数日後、やっと学校へ行けなくなったのだとわかりました。
どうしたら良いのかわからず、毎週親子で心療内科に通いました。
しかし、1週間に2.3日の別室登校がやっとでした。
「新学期になったら」「進級したら」今度こそ行けるのではと期待しましたが、6年生の始業式から行けず、完全に不登校になりました。
私の精神状態も限界が来ていました。
ストレスの為に急性低音障害型感音難聴に罹患しました。
心療内科の医師に、いつになったら学校に行けるようになるのか問い詰める様に聞きましたが、帰ってくるのはいつも通り「待ちましょう」でした。
いったい、いつまで待てば良いのか、絶望しました。
通院を辞め、膠着状態になった時、不登校のお子さんをもつ知人から「学校へ行く年齢のうちは不登校だけれど、卒業する年齢になると引きこもりと呼ばれるのよ」と言われ、愕然としました。
不登校を甘く見ていました。絶対に息子を引きこもりにしたくありませんでした。
気がつくと8ヶ月が過ぎていました。
何かアクションを起こさなければ絶対に解決出来ないと思いました。
そして、U先生にご縁をいただき、復学支援のカウンセリングを受けました。
終わった時に、私のそれまでの不安な気持ちはもう半分は無くなっていたと言っても過言ではありません。
それまで頼りにしていたスクールカウンセラーも心療内科医も不登校の専門家ではありませんでした。
初めて、不登校の専門家であるU先生からお話を伺い、私の方からも不安に思っている事を質問し、それに的確に真摯に答えてくださいました。
とても気持ちが軽くなりこれから復学支援を受けて必ず息子を学校に戻したいと前向きな気持ちになりました。
1ヶ月後の修学旅行にどうしても行かせてやりたいというお願いもしました。
翌日にはU先生がコーチングをしてくださり、訪問カウンセラーの先生も何度も息子のために訪問してくださり、小学校への訪問や先生方との打ち合わせなど復学に向けての準備をしていただきました。
そして、3週間後の再登校の日、ついに教室に入り、クラスメイトとともに過ごす事ができたのです。
小学校の先生からも「不登校だったとは思えない、友達と笑顔で話していました」と連絡をいただきました。
こんなに嬉しい事はありません。その1週間後には修学旅行に行き、1ヶ月後には自ら立候補して小学校の演奏会で演奏もしました。
また、夏期講習から塾にも戻りました。塾では1年のブランクがありましたが、第1志望校に合格するという嬉しい結果となりました。
その後も問題が起きる度にご相談をし、アドバイスをいただいています。まだ、親として十分とは言えませんが、家庭教育を学んだからこそ今の幸せがあるのだと痛感しています。
もし、息子が不登校にならなくても、いつか何かしらの弊害が起きていたと思います。
私は息子の事だけを考えて子育てに専念してきましたが、何も見えていませんでした。息子がそれを身を挺して知らしめてくれたのだと思っています。
不登校中に旅行に行った時の息子の写真を見ると、今でも涙が出ます。何とも言えない苦しい表情をしているのです。心の中でごめんなさいとつぶやきます。
家庭教育を学ぶことによって、親が変わり子どもも変わるという事を実際に経験したからこそ、子どもは絶対に学校に戻る事が出来ると確信しています。
不登校になってしまった子どもも、学校に行きたいというのが本心だと思うからです。
昨今は、学校以外の学びの場や様々な支援がありますが、復学により、親も子も幸せになる事が出来ると思います。
息子の笑顔が答えです。
昼間にひとり過ごす窓から見える見知らぬお子さんにも、頑張って!元気でねと思える程になりました。
U先生をはじめ、私を支えてくださった多くの方々に心から感謝しています。
不登校に対する考え方は様々です。情報で溢れている時代にどのような対応が子どもに合っているのか?親として不登校や引きこもりの子どもとどう関わるのか?そんな悩みを抱えている方は、一度家庭教育推進協会にご相談下さい。
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