高校生の不登校に気をつけろ!高校生はここが違う!
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今年度も始まって3ヶ月が経とうとしていますね。
この時期高校生の不登校相談が多くあります。4月の新学期からの欠席、5月のGW明けからの欠席、相談内容は様々ですが高校生の不登校について一緒に考えていきましょう。
【目次】
・高校生の不登校とは?
・高校生の不登校経過年数?「キャリア」とは?
・高校生の不登校でチェックポイント「年齢」とは?
・高校生の不登校で留年が近づいた時 の対応
・まとめ
【高校生の不登校とは?】
高校生の不登校は、小学生、中学生の不登校とは違い、出席日数での留年があります。
基準になるのは学校にもよりますが60日前後の欠席で留年になることが考えられます。
高校生の不登校欠席日数が増えてきたその時の判断基準や、私たちがアドバイスを行う時のポイントを今回はお教えします。
まず、今の学年といつから不登校傾向が出始めたのかをチェックします。「キャリア」と「年齢」が大きなチェックポイントです。
【高校生の不登校経過年数?「キャリア」とは?】
「キャリア」とは不登校症状が見られるようになってどれくらい時間が経っているかということです。
キャリアが長ければそれだけ二次的な問題も増えます。また「ステージの持ち越し」というのも大切なチェックポイントです。
「ステージ持ち越し」とは中学校での不登校を、高校生という次のステージに持ち越ししているかということです。
中学生からの不登校と高校生から欠席し不登校が始まったかによって判断も異なります。
高校生から不登校症状が見られた、という場合は高校での不適応を起こしたということですので、まだ問題改善ができる可能性があります。
中学生で不登校症状が見られていた場合は、「ネモチ」と呼ばれる状態で、過去の不登校を根本的に改善できていない、根が残っていることによる再発状態で、高校以前に不適応を起こしその状態が続いている可能性があるという事です。
【高校生の不登校でチェックポイント「年齢」とは?】
「年齢」のチェックポイントは「学年」と言い換えられます。
現在の学年が1年生なのか、2年生なのか、3年生なのかのチェックは、小学生、中学生の不登校と比べても重要なポイントになります。
3年生であれば残り学年末をクリアさせてあげることで留年や退学を避けさせてあげられるなと計算します。
厳密にいうと相談に来られる時期も大きなポイントになります。今であれば6月ですので夏休みまでの逆算が鍵になります。
夏休みという1年の中でも特に子どもたちの楽しみにしている時期ですので、その事を考えて家庭内対応を計算できるわけです。
【高校生の不登校で留年が近づいた時の対応】
とてもシビアな判断が必要になってきます。
まず留年してしまう前に転学によって別の学校で「単位の読み替え」という作業をすることによって、留年せずに3年間での卒業を目指すことができます。
しかし、この手は1度しか使えませんので、残された高校の単位数などを計算して、1番良い効果が出るタイミングを狙います。
その転学先もそのお子さんによってベストなところを考えなければなりません。単に評判がいいから、というだけでは本人の傾向にあっている判断になりません。
60日を超えた場合の裏技として病院の診断書提出で猶予期間を獲得できることがあります。
しかし、その猶予期間を有効に使える状況なのか、ということや病院へ連れて行って病欠の診断書を取ることで起きるリスクを計算する必要があります。
このあたりは先程あげた現在の学年など、経験による見立てが必要になります。
【まとめ】
不登校の高校生を持つ親の対応は時間との勝負です。早計な判断をするということではなく、早い段階で先の見通しを立てていくことがとても大切です。
早い段階で見立てを立てることで、打てる手数が大幅に変わってきます。
学校の担任教諭も全ての教科の単位数を計算しているわけではありませんので、学校から声掛けを受ける前にこちらから何曜日が危ない、残された日数や授業単位を調べてもらうことが大切です。
不安がある場合や専門家の対応が必要は家庭教育推進協会にご相談ください。この時期の不登校対応を無料でアドバイスいたします。
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